わずか3ヶ月でNikonに戻りました。
なんか、ダメだった。
ちょうどZ6IIIを予約した後にこちらの記事を見かけて、やはり同じことなんだなってすごく共感した。
（なのでタイトルを真似させていただきました）
自分が思うところを記録として記載する。
FUJIFILM X-T5を使ってみて
ど素人の意見なので鵜呑みにせずに。
一言でまとめると、もうXシリーズには戻らないと思う。
ボディ
ボディ単体ではAPS-Cらしく小型軽量でよき。特に不満はなかった。
シャッター音もよき。
ただ、レンズを画質優先でレッドバッチにすると重い。レンズのレベルを落とすと画質に顕著に現れるので選択肢がない。
ファインダー
ファインダーの画素数がX-H2は約576万ドット。X-T5はそれよりも低画素で約369万ドット。
乗り換える前のNikon Z6IIのEVFは最高だったから、他社に乗り換えるにあたってダウングレードになることは承知の上だった。
しかし、使ってみるとやはり粗いなというのはどうしようもなく実感する。
3軸チルト
X-T5の3軸チルトは感覚に合わなかった。
横向きでのチルトアップは特に不満もないが、縦のチルトアップは、なぜ垂直にできなかったのか？
そりゃ無いよりはあった方がありがたいのは確かだが中途半端。
SDカード読み込みエラー
不満点の第１位。
SDカード読み込みエラーが頻発した。
ちょっと古いSanDiskは普通に使えるのだが、ProGrade Digital GOLD 128GBが、カメラでフォーマットしたらその後読み込みエラーになって使えなかった。フォーマットしたのになぜ？
カメラフォーマットがダメなのであればと、Macでフォーマットしたがやっぱり読み取りエラーで使えず。
もう一度カメラ側でフォーマットしたがやはりダメ。
それならと、そいつをそのままGRIIIに突っ込んだら普通に読み取れた。そのままGRIIIで1枚撮影した後、X-T5に戻したら使えるようになった。
なぜ？意味わからん。
それ以前にも前兆はあった。撮影中に電源ONにするとたまにカードエラーが発生して、ON/OFF繰り返すと直るので接触不良かなと思っていたが、フォーマットして使えなくなるって意味わからん。
撮影の最中にカードエラーなんて怖くて使ってられないよ。
古いSanDiskは使えることから推察するに、SDカードの最新の仕様がしっかり取り込めてないんじゃないの？って思ってしまう。
ちなみにそのProGrade DigitalのSDカードはZ6IIIで普通に使えている。当然だが。
レンズが古い
不満点の第２位。
4000万画素対応と言われるレッドバッチも10年前に発売のレンズ。
撮影した写真をCaptureOneに取り込んで見ても感動しないんだよね。
確かに解像はしてるんだけどねー、、、って感じで終わる。
ただし、NOKTONは良かった。これだけは言える。
レンズ設計が古いと言われるが、素人目に見ても実感するのでその通りなんだろう。
オールドレンズが好きな人はいいのかもしれない。
カメラ側を新しくするとAFが早くなった的な記事を見かけるが、言葉が足りないと思う。
確かにそうなのかもしれないが、それはあくまで当社比であって、他社現行機の一世代、二世代前のもので比較しても雲泥の差で遅い。遅い／うるさい／迷う。どういうこっちゃ。
画質とファイルサイズ
高画素機だから仕方のないところもあるが、RAWファイルで１ファイル87MBは食い過ぎじゃないか？
レンズ古いし、高画素にした恩恵ってあったのだろうか。
APS-Cのセンサーサイズは2000万画素くらいがバランス的にはちょうどいいのではなかろうか。
高画素はあればあるでいいじゃんって思うかもしれないが、こればかりは大は小を兼ねるには当てはまらない気がする。
フィルムシミュレーション
自分でも想定外だったのだが、あると便利だろうと思っていたにもかかわらず、ほぼASTIAしか使わなかった。
つまり無くても困らない。
需要と供給の不一致
自分は運良くX-T5の在庫があるタイミングで買えたが、その後まも無く納期待ちに突入した。
消費者が欲しいときに買えないのは単純に機会損失じゃないか？
直販サイトですら在庫なしって問題ありだろう。
単価上げたくてプレミア路線に行きたいのもわかるが、そもそも他メーカーと比較していろいろ足りてないのを改善することが先ではなかろうか。（レッドバッチの最新を出すとか）
総じて
現在の経営判断が5年後10年後に結果としてどうなっているかは興味がある。
少なくとも自分は写真で感動体験を得たいからXシリーズにはもう戻らないと考えている。
自分の写真歴は、レフ機はNikonを使っていて、ミラーレスはFUJIFILM X-T4が初だったから、原点回帰という気持ちで帰ってみたら古巣は荒廃していたよって感じ。
